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ワキガは何歳から?自分で確かめる方法と根本的な治療を医師が解説

ワキガは何歳から?自分で確かめる方法と根本的な治療を医師が解説

「もしかして自分はワキガかも?」——一度気になると、人と接するのが不安になりますよね。この記事では、自分で確かめる方法、何歳から出るのか、軽度の特徴を解説し、しっかり対策したい場合の治療の選択肢までを、汗の治療を専門とする医師がご案内します。

このコラムのポイント
  • ワキのニオイはアポクリン汗腺が関係し、耳垢のタイプなどがヒントになります。
  • 思春期前後に気になり始めることが多いですが、程度には個人差があります。
  • セルフチェックはあくまで目安。気になる場合は診察での確認が確実です。
  • しっかり対策したい場合、ミラドライなどの選択肢があります(自由診療)。

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この記事の監修者
下方 征 院長

下方 征(しもかた ただし)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医/渋谷スクランブル皮膚科 院長

2004年に医師免許取得後、東京医科大学病院皮膚科に入局。同大学病院にて助教を務めるなど、10年以上にわたり大学病院レベルの皮膚科診療・研究・教育に従事。八王子医療センターでの地域中核病院勤務を経て、2022年に渋谷スクランブル皮膚科を開院。一般皮膚科のみならず美容皮膚科領域においても学術的根拠に基づいた診療を行っている。

目次

ワキガとは・ニオイの原因

ワキガ(腋臭症)は、ワキ特有のニオイが気になる状態を指します。汗そのものは本来ほぼ無臭ですが、アポクリン汗腺から出る汗が皮膚の常在菌に分解されることで、特有のニオイが生じると考えられています。

アポクリン汗腺の数や活動には体質・遺伝的な要素が関わるとされ、誰にでも程度の差があります。「ニオイがある=病気」というより、程度が強く生活に支障を感じる場合に対策を考える、という捉え方が現実的です。

下方院長

下方院長

「自分はワキガかもしれない」と来院される方の中には、実際にはそれほど強くない方も少なくありません。ニオイは自分では客観的に分かりにくく、不安が先行しやすいテーマです。まずは決めつけず、状態を一緒に確認するところから始めましょう。

自分で確かめる方法(セルフチェック)

あくまで目安ですが、次のような点がヒントになるとされています。

  • 耳垢が湿っている:アポクリン汗腺と関連するとされ、ヒントの一つになります。
  • 衣類のワキ部分が黄ばみやすい
  • 家族にワキのニオイが気になる人がいる(体質的な傾向)
  • 制汗剤でおさえきれないと感じることがある

これらはあくまで参考で、当てはまる=必ずワキガ、というものではありません。気になる場合は、自己判断で思い悩むより、診察で客観的に確認するのが確実です。

何歳から?軽度の特徴は?

アポクリン汗腺は思春期前後に活発になるとされ、その頃からニオイが気になり始める方が多いとされています。ただし、現れ方や程度には個人差があり、年齢で一律に決まるものではありません。

「軽度」の場合は、汗をかいたときや夕方など特定の条件でだけ気になることが多く、日常的に強く感じるわけではないこともあります。程度の見極めも含めて、不安が強い場合は専門の医療機関で相談すると安心です。

セルフケアでできること・限界

日常のセルフケアでニオイをやわらげる工夫もあります。

  • 制汗剤・デオドラントを活用する
  • こまめに汗を拭き、ワキを清潔に保つ
  • 通気性のよい衣類を選ぶ

こうしたケアで十分な方も多くいます。一方で、「ケアをしても気になる」「人前で常に不安」という場合は、医療機関での治療を検討する段階かもしれません。なお、ニオイを本人ではなく第三者として気にしている方は、伝え方に悩むこともあります。その点は別記事(職場のニオイの伝え方)もご参照ください。

しっかり対策したい場合の治療(ミラドライ)

セルフケアで物足りず、しっかり対策したい場合の選択肢の一つがミラドライです。マイクロ波でワキの汗腺にはたらきかける、切らない治療です。

正確にお伝えしたいこと

・ミラドライの国内での薬事承認はワキ汗(多汗症)が対象で、ニオイ(ワキガ)そのものへの効果は承認の適応外という位置づけです。

・なお米国ではFDAが、ワキ汗に加えてニオイ(odor)の低減についても認可(510(k)クリアランス・2015年)していますが、これは米国での承認で、日本では適応外です(国によって承認範囲が異なります)。

・ニオイのもとになる汗の減少が期待されることはありますが、「ワキガが必ず治る」と言い切れるものではありません

・ミラドライは自由診療です。効果・経過には個人差があります。

ミラドライの効果・持続・ダウンタイム・料金は、「ミラドライ完全ガイド」でくわしく解説しています。ニオイが主な悩みの場合は、診察で状態を確認したうえで、適した方針をご相談ください。

受診の流れ

  1. カウンセリング・診察:ワキの状態・お悩みの程度・困っている場面を確認します。
  2. 方針の相談:セルフケア・注射・ミラドライなど、適した方法をご提案します。
  3. 治療・経過観察:選んだ方法に応じて行い、経過を確認します。

「ワキガかどうか分からない」という段階のご相談でも構いません。不安を一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

まずはカウンセリングを予約する(24時間受付)▶

よくある質問(FAQ)

Q. 自分でワキガか確認する方法はありますか?

A. 耳垢が湿っている、衣類のワキが黄ばみやすい、家族に同様の傾向がある、などが目安とされます。ただし当てはまる=必ずワキガではありません。気になる場合は診察で確認するのが確実です。

Q. 何歳ごろから気になりますか?落ち着きますか?

A. アポクリン汗腺は思春期前後に活発になるとされ、その頃から気になり始める方が多いとされます。現れ方や程度には個人差があります。

Q. ワキガは一生治らないのですか?

A. 体質的な要素が関わりますが、セルフケアや治療でニオイをやわらげる方法があります。程度や希望に応じて選択肢が異なるため、診察でご相談ください。


参考文献

  1. 原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023年改訂版(日本皮膚科学会)
  2. 皮膚科Q&A 汗の病気―多汗症と無汗症―(日本皮膚科学会)
  3. FDA 510(k) Premarket Notification「miraDry System MD4000」(K150419/2015年6月19日認可)
  4. miraDry(International Hyperhidrosis Society/国際多汗症学会)


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