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体のニオイの検査法 人間の鼻と機械どちらが鋭敏か

体のニオイの検査法 人間の鼻と機械どちらが鋭敏か

自分のカラダのにおいを客観的に知りたいです!という希望は多いです。

自分はとってもクサイですよねと言う患者さんの匂いを嗅いでみても、まったく無臭だったり、むしろニオイにとても気を使っているため良い香りしかしない場合もあります。一方で、まったくニオイに自覚のない人が、家族にワキガ相談をすすめられて半信半疑で受診することも多いです。

自分の匂いを客観的に知るということは、なかなか難しいことです。自分の鼻ではなく、機械でニオイを判定できれば自分に本当にニオイがあるのかどうか知ることができますが、それも実は難しいのです。

人の鼻の臭覚は非常に鋭く、機器では検知が難しいごく少量の化学成分であっても鋭敏に感じ取ることができます。体臭の主な原因である脂肪酸はワキガのような人であっても体表にわずかにしか存在しません。そのわずかな成分を、人間の鼻は鋭敏にニオイとして感じ取ることができるのですが、機械でニオイを判定しようとしても体表に存在する成分量が非常に少量のため、測定は非常に困難です。

もう少し具体的に説明すると、体表周辺のガスを密閉して採取(サンプリング)し、それをガスクロマトグラフィーという大掛かりな装置を用いてニオイの原因を機械で判定します。判定するためにはかなりの量の脂肪酸が必要で、ワキを密閉して運動してもらうなど現実的には家庭やクリニックで試験することはできません。

むしろより鋭敏な人間の鼻を頼りに検査したほうが、正確で再現性も高くニオイを判定できます。当外来でも、無料カウンセリングの際に自分のニオイについて検査を希望する方にはガーゼ法という方法で複数人がチェックし確認しています。何か問題となるニオイが発生するか、ワキなどの体表にガーゼを当てていただき、20-30分後にドクターとナースが評価をします。直接体のニオイをかぐことはありませんので安心ですし、ガーゼのニオイを判定することで、より客観的に評価が可能です。

自身のニオイを知るということは、血液検査の結果を知るように不安で緊張することと思います。しかし、しっかりと現状を知ることで、必要であれあ治療に進むことができます。自身のニオイを客観的に知りたいと言う方は、是非無料相談カウンセリングにご来院ください。

皮膚科専門医 下方

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